民事調停の決心からの急展開、目隠し問題最終決着は?

    隣の建売

    隣の建売シリーズの続きです。

    かくなるうえは裁判なのか!?いゃ、その前に・・・ – 隣の建売

    隣の建売シリーズの続きです。取り付けてもらえたものの、相手の気分でいくらでも動かせてしまう可動ルーバー・・・・ブラインドと同じく、ルーバーを開放してしまうと目隠しの意味がありません。これでは、あくまで形式上目隠し状のものを設置してもらっただけで、我が家の隣家からの目線の心配をなくして平穏無事に暮らすことが出来ないわけです。しかし無情にも、建売業者の返事は「これ以上の対応は不要」と、これ以上の話し…

    前回、目隠しを設置したとは言えない可動型の「目隠しルーバー」に対してクレームを入れた所、交渉の打ち切りを宣告してきた建売業者に対して、民事調停の申し立てを連絡したところまでご紹介しました。
    まずは、相手に対して諦めない姿勢を見せたものの、どのような反応を見せてくるか、返事があるまで正直かなりの緊張でした。

    そこで届いたのが、次のようなメールです。

    あっけない回答

    • まっしんはやぶさ様のご要望に対し、弊社ができることを考慮した上で、合意できれば良いかと考えています。
      再度検討し、後日のご連絡とさせていただきます。

    えっ・・・あ、あっさり・・・

    一旦、これ以上の交渉を断絶して来たのにもかかわらず、あっさりと再検討してくださるとの返事です。
    しかも、結構な長文で思いの丈を綴った(汗)メールを送ったのですが、本当にこの二行だけの返事のあっさりさ加減にもびっくりしました(汗)。自分が、普段パソコンのメールで長文のやり取りが多い仕事なのですが、まぁ不動産業界の方々は、そんな長いメールのやりとりに付き合ってられないんですかね(苦笑)。

    別人のように話を聞いてくれるようになる不思議

    と思っていたら、その後すぐに電話があり詳しい話し合いがありました。
    今度は、一旦、冷たくあしらわれた同じ人とは思えないほど、人が変わったようにこちらの要求に耳を傾けてくれるようになって、さらにびっくり(笑)

    民事調停ぐらいで脅しになるようなことはないでしょうけど、恐らく先方としても面倒なんでしょうねぇ。
    もう、それなら最初から話し合いに応じてくれればいいのに。

    結局、ほぼ理想の着地

    あれやこれやとやりとりした結果、次のような条件で無事合意に至ります。

    • 住宅購入者が将来にわたり目隠しを維持管理すること。まっしんはやぶさの承認を得ずに取り外しや規格の変更をしないこと。
    • 目隠しルーバーの下部は固定しルーバーを可動させないこと。ただし、上部可動はOK。万一、この取り決めが守られない場合は、目隠しの変更を要求できること。
    • 住宅の購入者が、さらに第三者に譲渡する場合にも、この条件が継承される義務を追うこと。
    • これらの条件を売買契約書条件、重要事項説明に記載して住宅購入者に売買すること

    当初、ルーバー下部の固定は、運用上の約束で縛ることしかできない可能性があったのですが、交渉中にも何度も可動している状態を指摘した所、結局物理的な固定に応じていただき事なきを得ています。(ホッ)

    ルーバーの上だけ空くのは問題なし

    こちらが、ルーバーの上だけを開けてもらった状態です。
    上だけルーバー
    一見、上からでも目線が心配に見えますが、180cmほどの背丈のある建売業者の営業さんが立っても届かない高さなので、問題ないと判断しました。

    ということで、我が家の隣の建売業者との民法235条による目隠し設置交渉も無事終了しました。

    隣の建売完成写真(ぼかし付き)

    ボカしているので、あくまで雰囲気だけですが、我が家の隣に建売が建った状態は、こんな感じです。
    隣の建売建築済み

    こちらのパースと見比べて見ると、いかがでしょう?

    [視線確認1]実は一階和室正面窓からも丸見えだった – 隣の建売

    隣の建売シリーズの続きです。前回、建売業者へ送った内容証明に対して、無事に目隠し対応の了解が得られたことまでを書きました。その後、目隠しの方法を考えたので、一度会って話をしようと連絡が会ったのですが、その前に我が家が懸念している視線をしっかり伝える準備をしようと思いました。ここで、またまた3Dマイホームデザイナーの出番です。お隣の建物を建てちゃいました(笑)こんな方法にも使えるんですねー(違?)さて・・…

    実は、この写真はグーグルストリートビューの写真です。近所の子どもさんが二人写り込んでいるのはそのためです。
    以前は、隣が空き地の状態のままだったのですが、今年の3月には反映されていて結構早くてびっくりです。
    頻繁に巡回してるんですかね。

    いやぁ、それにしても本当に民事調停をやることにならなくて助かりました(汗)
    我が家の場合、諦めずにしっかり意志を伝えた結果、あくまで運良く穏便に合意できましたが、万人にお勧めしてよい交渉方法かどうかわかりませんので、どうぞご注意くださいませ。

    コメント

    1. 匿名 より:

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      こんなやばいやつが隣地にいなくて良かった。絶対クレーマー気質だもの。

    2. 匿名 より:

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      興味深く読ませて戴きました。
      分譲業者と合意しても、購入者は合意の当事者でないので拘束されないでしょうが、現段階で特別問題が生じていないようであれば良かったですね。
      何にせよ狭小地は色々と気を遣うところで、色々と気になる人には大変だなと思いました。

    3. まっしんはやぶさ より:

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      コメントをありがとうございます。
      幸い今の所問題は起きていないのですが、おっしゃるとおり購入者の方のご理解のおかげだと感謝しなければと思います。
      できれば、購入者さんが付く前に交渉を終えておきたかったのですが、建築段階からすぐ動いたにもかかわらず、あっという間に購入者さんが現れたので、建売業者さんの建築と販売のはやさに驚かされました。

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