楽天銀行の借り換えを急ぐ必要がないと思った理由

    住宅ローンの融資

    楽天銀行から借り換えの本審査を通過した話の続きです。

    私は、基本的に変動金利派なのですが、楽天銀行の金利の推移を見ていると一つ決定的な違いに気がつきました。

    我が家が借りた横浜銀行のケースと比べて、そのポイントを説明していきたいと思います。

    横浜銀行の変動金利の変化

    我が家は、2012年に借りたのですが、2016年5月現在の変動金利とあらためて比べてみますと・・・

    2012年:基準金利2.475%-1.7%優遇 = 0.775%
    2016年:基準金利2.475%-1.875%優遇= 0.6%

    となっています。
    2012年時点と基準金利が変わっていないんですよね。
    当時の▲1.7%優遇は、他の銀行と比較してもほぼ最優遇金利だったので満足しているのですが、今の優遇金利を見てしまうと、どうしても今から借りる人が羨ましく思ってしまいますよね。
    ちなみに、奈良の家の場合は、りそなですが、2.475%-▲1.4%優遇で、1.075%で借りています。

    このように同じ銀行でも、借りた時期によって優遇金利の率が違うので、人によって借りている金利に差がついています。
    万一基準金利が上がっり下がったりした場合でも、大きな優遇金利をゲットしている人は、常に他の人よりも有利な条件が得られるというわけです。

    また、他の銀行と基準金利が同じなので、優遇金利率の違いでサービスの差を計りやすいですよね。

    もちろん、最終金利が低いことは重要ですが、この優遇金利(※)に魅力を感じる側面も大きいと感じます。

    ※基準金利よりも、常に●●%お安く借りられる権利を得られますよ、という意味です。

    横浜銀行金利

    楽天銀行の変動金利の変化

    では、問題の楽天銀行の場合はどうでしょう?

    残念ながら、2015年以前の基準金利の推移がわからないので、今年の短いスパンで比較してみます。

    2016年1月:基準金利1.308%-0.65%優遇 = 0.658%
    2016年5月:基準金利1.213%-0.65%優遇 = 0.563%

    横浜銀行の場合と、変化している部分が逆なのが一目瞭然ですよね。
    確かに楽天銀行は魅力的な金利を叩き出しているのですが、下げているのは基準金利なんですよね。

    なので、0.658%だった1月に借りた人も、0.563%まで下がったこの5月に借りた人も優遇金利は0.65%で変わらないのです。

    ということはですよ。
    「今の金利は低い!もうこれ以上下がることはないだろう!!!」と思って慌てて借り換えたところで、1月時点にすでに借りた人と優遇金利を得るという意味では、条件に差がないんですよね。

    おそらく、1月に0.658%で借りた人でも、年二回の借入利率の変更の時に、現在の最低金利条件の0.563%が維持されていれば横並びになるということだと思います。

    う〜ん。そうなると、今借り変えるメリットってなんだろう・・・

    楽天銀行変動金利

    わからなくなってきたので、思い切って楽天銀行に聞いてみました。

    楽天銀行の回答

    1. 最近の金利低下には優遇金利は連動しておらず、基準金利のみで低下している?
    2. 年二回の借入金利見直しの際に、同じ優遇金利であれば皆横並びの金利になるということか?
    3. であれば、今現在借り変えるメリットはなんでしょう?

    ということを楽天銀行住宅ローンのマイページから問い合わせてみました。

    いつもですと、翌日には返事があったので、数日間音沙汰がありません。
    審査が通った後はマイページから問い合わせてもダメなのかなぁと思っていたら、珍しく電話で連絡がありました。

    メールでは難しい回答だったのでしょうか?

    回答は、1)と2)の認識は正しい。基本的に優遇金利は変化させていないそうです。
    肝心の3)ですが、借り換え時点で例えば0.563%で計算された支払額で5年間固定され、5年後に金利が上がっていた場合でも125%以上は上がらないという説明でした。
    ただし、年二回の借入利率見直しは実行されますので、万一金利が上がっていた場合に未払い利息が発生する可能性があります。

    ネット銀行では、5年間ルールと125%ルールが適用されないところがあると聞いていて、楽天銀行のホームページでも見当たらないので、このルールが適用されるのは意外でした。

    しかし、これがメリットですか・・・・う〜ん。

    結論

    今借り換えないと、0.563%の金利の権利が得られないというのであれば焦るのですが、この仕組みですといつ借りても最低金利にしてもらえるし、逆に上がった場合も皆一緒ということですよね。

    まだまだ、これから金利が下がっていくという予想であれば、楽天銀行の独特の変動金利の波に乗るつもりで借り換えるのもありの気がしますが、これ以上大きく下がるとは思えにくいんですよね。

    波乗り

    ということで、あまり焦って楽天銀行に借換える必要もないような気がしてきました。

    ちなみに、楽天銀行の審査結果は一年間有効だとのことです。

    まぁ、実は今回の借り換え審査の依頼は、もう一つの真の目的の方があったので、そちらの結果が出てからよく考えることにしようと思っています。

    コメント

    1. ちょこ より:

      SECRET: 0PASS: ddf63c1a8f2492aa4e41b34e93a9d54e楽天銀行本審査承認おめでとうございますっ!自分は楽天銀行しかちゃんと見てなかったので他の銀行が優遇金利で差を付けているのを知りませんでした。(どこも基準金利だと思っていました)ということは都市銀等、基準金利が上下しない銀行で最優遇とっておくとほぼずっとその金利ってことなんですかね。。。そう考えると今楽天銀行の金利が低くても都市銀等のほうがリスク少ないですね。

    2. まっしんはやぶさ より:

      SECRET: 0
      PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
      ありがとうございます!

      15年ぐらい前に、りそな銀行で奈良の家のローンを借り換えた時は、基準金利2.475-優遇0.6%=1.875%でした。
      その後、基準金利が一度上がり始めてヒヤヒヤした記憶があるので、上がる時はあがるのかなぁと思ってはおります。

      なんとなく基準金利は都銀・地銀系で横並びなので突拍子もない動きはないのかなぁという勝手なイメージを持っています。
      でも、楽天銀行は常に都銀・地銀系よりもトータルでの低い金利というポジションを維持していく気がするので、結局のところ金利が低いことには変わりはないような気もしますね・・・

      いゃぁ、本当に難しいです。

      【追伸】別件情報もありがとうございます!あれは、もうもろわかりですね(笑)

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