reogressさんとローコスト住宅対談しました

    ローコストな家づくり

    2017年にレオハウスで建てられたreogressさんから、お声がけいただきローコスト住宅のオンライン対談をさせていただきました。

    reogressさん(twitterではchelseaさん)は、2018年から「レオハウスで建てた家と子育ての話」というブログを書かれていて、500記事達成の記念だそうです。

    切れ味の良いツイートで、1390フォロワーを集める人気twitter(twitterではchelseaさん)でもある方です。

    ブログを始めた当初のように我が家と同時期に建てられた家ブロガーさんとも絡む機会も少なくなり、隠遁生活が長くて記憶とコミュニケーションに不安があったのですが、reogressさんの上手なリードのおかげで、おもった以上に色々話してしまいました。

    実は、このブログでもひた隠しにしてきたとある情報をさらっと回答してしまっているのですが、よほど昔からの読者の方じゃないと気が付かないかも。

    ということで、今回は対談の感想も兼ねた副読記事を書いてみました。

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    reogressさん、とても楽しい機会を、ありがとうございました。

    家づくりの価値観の物差しを増やせるブログだと思う

    measure-2737004_640_物差し
    自分にとって良い家とはなんですか?@Bruno /GermanyによるPixabayからの画像
    まず、今回お声がけいただいたreogressさんのブログへの私なりの感想です。

    reogressさんのお家と言えば、直感的にはリビング階段の途中に設けられた素敵なスキップフロアが浮かびます。

    3年経ったリビングとスキップフロアの感想 : レオハウスで建てた家と子育ての話

    3年目のweb内覧会と感想も今回で4回目ですが今回はリビングとスキップフロアですさすがに1日で一番長い時間いるリビングは3年経過すると使用感も凄いですが撮影したのは1月の夕方5時30分ですがこの時間にこの温度で快適に生活出来ている事に満足です正月には私と妻の実家に行

    我が家は、ほぼ自分で間取りを考えたのですが、スキップフロアの導入は全く発想に浮かばず、どうやって設計したら良いかも想像付きません(笑)。
    予算も床面積も一回り小さいですし、和室にこだわった我が家には難しかったのですが、ローコスト住宅とはいえ、しっかりと注文住宅の醍醐味を楽しまれているなぁという印象です。

    ちなみに、アコルデもスキップフロアは対応してくれます

    ローコスト住宅といっても、建築時期の違いもあるとはいえ、我が家より細かな仕様を見ても住宅のグレードも1段上で、現在における、とてもバランスのよい仕様の選択をされていると思います。

    ローコスト住宅派には、具体的な仕様などの「情報」が得られる必読ブログであることは言うまでもないのですが、家づくりをされる全ての方に有効な「視点」が得られる点でお勧めしたいです。

    家づくりのためにハウスメーカーや工務店をまわったり、家ブロガーやyoutubeを見ていると、様々な「いいもの」を紹介されることが多いのですが、勧められるままに「いいもの」をあれもこれもと取り入れようとして夢も予算もパンクしてしまうことは、どの価格帯の家づくりでも起きているように思います。

    regressさんは、単に数値を見て、良いものを良いと言っている(これは誰でも言える)のではなく、視点というか選ぶ考え方をしっかりと書かれている点が、とても価値が高いので、このあたりに注目して読むと、より面白いと思います。
    ローコスト住宅でなくても、仕様の選択に悩む場面は多々出てくるはずなのですが、自分なりの物差しを持っていると安心して決めることができます。
    解体業と建材等の処分のプロということで、長持ちする住宅とは何かということを、なかなか聞くことのできないリアリティある視点で知り考えさせられます。

    どのあたりが参考になるのかを、具体的なところをあげてご紹介すると長くなりそうなので、是非直接読んでお確かめください。

    家づくりがこれからの人すべてにお勧めのブログです。

    レオハウスで建てた家と子育ての話

    ローコストハウスメーカーのレオハウスで建てました。

    仕事が解体業と建材等の処分業なので
    安いけど性能が良くて長持ちする家を目指して
    2017年に完成しました。

    家の話と
    同級生夫婦が40代で2人の子を出産した
    現在4歳と2歳の子育ての話です

    我が家が今家づくりしてたらどんな選択をしていただろう

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    樹脂窓一択って言われてもなぁ….Sher Zaman SafiによるPixabayからの画像

    今回ローコスト住宅を建てた立場から考え方を色々語らせていただいたのですが、今建てようとなったら実際どうするだうなと考えさせられました。
    8年前なのでアルミサッシなのは仕方ないと言っていただきましたが、確かに当時はローコストハウスメーカーでもアルミサッシを標準仕様にしているところが多かったですね。
    現在では、アコルデもアルミ樹脂複合が標準のようですが、全体的な建築コストの高騰も含めて当時我が家が建てた金額より相場がかなり上がっているようです。
    当時比較した超ローコストの工務店でもやはり価格が上がっているようです。

    とはいっても、現在当時の年齢だったら給料は変わってないでしょうし、消費税が5%から10%になってるので可処分所得は少なくなっているはずです。

    そもそも、当時のアコルデの標準価格でも予算が厳しかったので、今だと注文住宅を建てるのが難しかったかもしれませんね。
    もし建てられても、もう少し小さい家にするか、断熱や外壁仕様を下げる必要があったかも。

    このように考えると、曲がりなりにも注文住宅の経験ができる選択肢があった当時に建てられたのは運が良かったなぁと思います。

    なので、言いたいことはわかるんですが「樹脂サッシ一択」とか決めつける意見は、ちょっと抵抗があるんですよね。
    今どき、さすがにアルミサッシで十分とはいいませんが、もしかしたら我が家はトレードオフで選択することを今でも悩むかも。

    そんな感覚なので、reogressさんの「家ですから数値より間取りのが大事です」という意見にとても共感しています。

    今の家の間取りがとても気に入っているので、性能よりも間取りを優先する気がします。

    対談を終えて

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    最後にreogressさんが「ここまで知識が必要なんておかしい」とおっしゃっていたのは、そのとおりと思いました。
    巷では、施主がもっと勉強すべきという意見が多く、それが現実で必要なアドバイスなのだとは思いますが、業界側の人が施主側の勉強不足けなすように言ってるのを見ると違和感がありますね。

    私もとある民生製品のマーケティングに関わっていますが、仕事が顧客の勉強不足が問題だなんて言ったらお前素人かと笑われると思います。顧客が勉強しなければならないようなものは、スマホの席巻でことごとく淘汰されていっているのを見ればよくわかります。

    ちなみに、reogressさんが見栄とか無いんですねと書いてましたが、ちっちゃな見栄はありますよ(笑)
    16ミリサイディングにこだわったところとか、本当にちょっとした自己満足ばっかですが(笑)
    なので、私もこの家に住んでから、人が変わったように掃除や庭の手入れをするので、そんな人だと思わなかったと妻に言われています(笑)

    でも、本当に感覚はとても似ていて安心して色々と話をしてしまいました。

    ローコスト住宅が、全て安かろう悪かろうというわけでは無いと知って欲しいのは私もそのとおりで、価格に比例して悪そうに感じられるのは誤解があるように思います。
    タマホームやレオハウスは、元々アキュラホームの「品質も価格も、あきらめない」という考え方に基づく、ジャーブネットの住宅建設合理化システム「アキュラシステム」を手掛けていたノウハウがベースになっています。
    (この記事に両社の沿革含めた関係が書かれていますね)

    工業製品をやっているとわかるのですが、大量生産やシステム化による品質の安定化とコストダウン効果は絶大なので、独自の小ロット高付加価値製品で付加価値を付けている高級ハウスメーカーや、コストの掛かる職人の手間を土台にしている高価格帯の工務店と価格だけで比較するのは土俵が違うと思います。

    その昔、高級車のクラウンと普及車のカローラは同等品質かむしろカローラのほうが品質が高いかもと言われましたからね。

    「ローコスト住宅」という響きが必ずしも品質が悪いという印象を前提で語られるのはバイアスをかけすぎとずっと思っているので、同じような考え方のreogressとお話ができてよかったです。

    そのうち、10分散髪のQB HOUSEのようにローコスト住宅が、必要十分品質で世の中を変えるなんてことが起きるんじゃないかなと個人的に妄想しています。

    ということで、あまりここで長々書いても仕方がないので、対談記事だけでなくreogressさんの他の記事も是非ご覧くださいませ。

    500記事記念①「奇跡のマイホーム建築記録のまっしんはやぶささんと対談しました」~前編~ : レオハウスで建てた家と子育ての話

    ついにこのブログも500記事を迎えました100記事の区切りの度に色々なブロガーさんと対談という記事を書いているのですが500記事の対談相手はhttps://kisekinomyhome.com/ローコスト住宅ブログでは超有名な「まっしんはやぶさ」さんです私も家を建てる時にかなり参

    あっ、でも万一、私の発言内容にクレーム等がありましたら、こちらのブログにお願いしますね(汗

    コメント

    1. reogress より:

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      今回はありがとうございました

      そういえば
      我が家のサイディングも18ミリなので
      見栄だったのかもしれません(笑)

      ハウスメーカーによくある
      16でも18でも値段同じですって
      奴だったので
      「もったいない」精神で18にしたんですけどね

      まあ世の中には
      安い家は恥って思う人もいますし

      相変わらず
      安かろう悪かろうと思っている人も
      たくさんいますので

      こうやってブログに
      充分快適ですよーって
      実例を出してるのは
      非常に意味があると思います^^

    2. まっしんはやぶさ より:

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      こちらこそありがとうございました!
      18ミリなんですね!彫りは深いに越したことがないので妥当な選択だと思います(^^)
      どっちも値段が同じってのは、取引量の多いハウスメーカーならではですね。
      安かろう悪かろうとは限らない例の一つだと思います。

      はい。我が家の時代に建てた人もたくさんいらっしゃいますし、ローコストは終わってみたいな意見を見ると、何がどう終わってるんだとか反発したくなりますね(笑)

      実際に住んでいるからこそ発信できる情報の意味があると思うので、これからもがんばりますー

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