DIYフェンスの同じ場所が破損した原因は?

    DIY

    前回に引き続き、台風19号被害のお話です。

    台風15号の時と同様に、DIY木製ルーバーフェンスが破損したのですが、両方かなりの強風だったとはいえ、全く同じ面だけが壊れたことが興味深いです。

    一つは、コーナーで連結してかなりがっちり固定されているため、風を受け流すことが出来ないからかなぁと思っていました。実際、向かって右側のフェンスは結構傾いていたので、少し和らげられたのだと思います。

    しかし、前回の被害の後にフェンスの角部分をかなりしっかり補強したので、なんとか持ちこたえてくれるだろうと自信がありました。

    確かにコーナー部分は持ちこたえてくれたのですが、まさかルーバーが中抜けするとは・・・

    フレームが歪んで広がってしまったので、コーナーを外さなくてもルーバーは差し込める幅があったのですが、ルーバーをはめ込んでフレームを叩いても、なぜかビクともせずルーバーがゆるゆるのままです。

    ここで、ようやく前回気づかなかった見落としポイントを見つけることが出来ました。

    釘_nail-1557980_1920
    君が隠れていたんだね@Andreas LischkaによるPixabayからの画像

    溝の中にルーバーが入らない理由

    ルーバーを差し込む溝の写真をご覧ください。
    IMG_8062.jpg
    溝の下の方に釘が入ってるんですよね。
    これが、つっかえてルーバーを差し込んでも奥に入りにくくなっていました。
    全てのルーバーは隠し釘で固定されていたようなんです。

    前回、ルーバーの片側がグラグラしながらも意外に抜けないのが不思議だったのですが、釘で固定されてれば当然ですね。

    この写真のように溝の中に釘が残っている場合、ルーバー側の該当箇所が横に裂けていました。
    同じルーバーの裂けた位置を合わせると、差し込めてしまうのですが、違うルーバーの場合は釘にあたって入りません。

    前回の修理の時は、全く釘の存在に気づかずルーバーを差し込めたのですが、偶然溝が合ったのでしょうか・・・?

    まれに、ルーパー側に釘が残ってたことがありました。
    IMG_8063.jpg
    結構細い釘で、巾木などを固定する隠し釘と似ているような気がします。

    とりあえず、これらの釘はラジオペンチでひねりながら取り除きました。

    複数のルーバーを同時に差し込む準備

    前回同様に苦労したのが、ルーバーを入れ直す作業です。
    前回は、コーナー部分を外したので、下から上にルーバーをはめ込んでいく手順でなんとか上手くいったのですが、今回は中が膨らんでいます。角をまた外してもいいのですが、フレーム自体が歪んでいるので、幅が一定ではなく下から上の手順が成り立ちません。

    しかも、最もフレームが歪んで幅が広がっているところは、幅が広すぎてルーバーを左右ギリギリに引っ掛けることさえ出来ない状況でした。

    構造上、全てのルーバーを差し込める位置に固定して、一気に左側からたたき入れる必要があったので、選んだ方法はこちらです。
    IMG_8064.jpg
    ゆるゆるでルーバーを引っ掛けるのに距離が足らないので、薄手のダンボールを折り曲げて、このように固定しました。
    ある程度、しっかりこの状態で固定していないと、左側から叩いた瞬間に外れるので、力加減が難しいです。

    でも、なんとか無事叩き入れて、ピッタリ差し込まれました。同時にフレームも、ほぼ真っすぐに戻ったようです。IMG_8066.jpg
    ただ、ちょっとダンボールがキツかったのか、割れたところがありました。

    当初は、ダンボールを引き抜くつもりだったのですが、抜けなくなって無理に引っ張っても千切れるだけだったので、カッターで切り取りました。
    IMG_8067.jpg
    隙間に挟まって抜けないぐらいなので、かなりキチキチに入っています。

    ちょっと、何か挟まってるなーというのはわかりますね。
    IMG_8074.jpg
    もう一度、塗装するとわからなくなると思いますが、いつやるのだろう(笑)

    釘固定を再現してみる。

    とりあえずはルーバーを入れ直せたのですが、このままだと次の強風はに耐えられないでしょう。

    そこで、工具箱を漁ってみると、こんな未使用のケーシング釘が見つかりました。
    買ったものの使わなかった記憶はあるのですが、もはやなぜ買ったのか記憶になく・・・(笑)
    IMG_8068.jpg
    若干、元々の隠し釘より太い気がしますが、これを使ってみます。

    元々の釘穴からだと、この釘ではルーバーに遠い気がしたので位置を変えて・・・
    IMG_8069.jpg
    木が柔らかいからか、こんなに際でも割れずに打ち込めました。

    場所が違いますが、打ち終わるとこんな感じ
    IMG_8076.jpg
    ケーシング釘は、釘頭を埋め込むように打ち込むタイプの釘だそうで、用途にピッタリでした。
    打ち込む前は、ルーバーがグラグラと遊びがあったのですが、釘を打った後はガッチリ固定されています。

    さらに、少し引いた写真がこちら。
    IMG_8077.jpg
    設置の際には全く意識していなかったのですが、偶然運良く釘穴がある方を内側にしていたようです。
    ルーバーフェンスに裏表があったとは・・・
    元々、釘穴に気づいていないぐらいなので、どっちでも気にならなかったかもしれませんが(笑)

    割れた部分は補強でコースレッドを打っておきました。
    IMG_8075.jpg
    だんだん、このルーバーフェンスも継ぎ接ぎで年季が入ってきましたね。

    ということで、なんとか再度復活しました。
    IMG_8072.jpg
    実物で見ると、こころなしか歪んでいるように見えるのですが、この写真で見ると気にならないですね。
    もう一度、塗装するか、このまま粘って次回は新品に入れ替えるか悩みどころでございます。

    ちなみに、左側のDIY樹脂フェンスは、ブロック塀上の設置の割に、今回の台風でも変化はなく意外に頑張ってくれています。

    さすがに今回の台風は無傷で済まなかった話(1/2)

    いやぁ、本当に今回の台風は恐ろしかったですね・・・翌日更新の記事では「幸い台風の被害はなく、無事でした」とご報告したのですが、この感想はどうやら甘かったようです。この後、しっかりと台風15号が我が家にも丁寧に爪痕を残していってくれていたことが判明しました。もう・・・そんな律儀じゃなくてもいいのに・・・・そりゃぁこんな感じで傷めば、台風がくればひとたまりもないですよね@Peter GrubbertによるPixabayからの…

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