[イエマガバックナンバー] 衣類乾燥機といまどきの間取りの常識

家電

前回のビルトイン食洗機編に続いて、イエマガ記事のバックナンバー紹介です。

今回のお盆休みに、久しぶりに2泊で関西帰省をしたところ、膨大な洗濯物を持ち帰ることになったのに加えて雨続きの予報が出ていたので、初めて近所のコインランドリーを使うことを考えました。

結果的になんとか全ての洗濯物を干すことが出来たので、コインランドリーを使うことはなかったのですが、利用されている方の気持ちが実感できた気がします。

実は、奈良の建売に住んでいた頃に電気式の衣類乾燥機を設置していたのですが、電気代が怖いのと、時間がかかりすぎることから、ほとんど使っていませんでした。

そんな経験もあって、我が家の家づくりでは1ミリも衣類乾燥機が必要という発想がなかったのですが、現在の乾太くんを中心にした衣類乾燥機を新鮮な気持ちで取り上げてみました。

広いランドリールームがもはやあたりまえ?

我が家が家を立てた2012年頃は、床面積30坪程度の間取りの場合、1坪の洗面脱衣室を採用する間取りが圧倒的に主流でしたが、とあるハウスメーカーに1.5坪程の洗面脱衣室にすると満足度が高いと提案されたことを覚えています。最終的には、奈良の建売でも茅ヶ崎の借家でも0.75坪の洗面脱衣室を経験していたことから、1坪で十分と判断したのですが、一方で約2.5坪のバルコニーを採用しています。

当時、最近のバルコニー不要の考え方を取り入れていれば、もっと広い洗面脱衣室あらためランドリールームを採用出来ていたかもしれないと回想してしまいます。

アコルデの岡本社長に、広いランドリールームを採用することが最近では当たり前になっていることは、以前から聞いていたのですが、建売住宅の間取りはどうなんだろうと少し調べてみました。

まず、アーネストワンの間取りです。

引用: アーネストワン 新築売戸建住宅

まさに私のイメージに近い、1坪タイプの洗面脱衣室を採用した間取りが今でもありました。
一方で、当時にはあまり見かけなかったインナーバルコニーが採用されています。
少し前から、アーネストワンではインナーバルコニーの間取りが主流になっていることを知ったのですが、バルコニー不要を主張する住宅の専門家の間でも、インナーバルコニーは許容する意見を見たことがあるので、時流に合わせているのかもしれません。

続いて、東栄住宅の間取りです。

引用: 東栄住宅 ブルーミングガーデン

こちらは、まさに1.5坪の洗面脱衣室になっています。室内物干が備えられているので、ランドリールームと言えるのかどうかはわかりませんが、室内物干も備えられています。

こちらは、建売住宅で31.2坪の一見コンパクトな家に見えますが、2階に吹き抜けや広いインナーバルコニーを確保出来ていることから、総二階の間取りよりも一階面積が広い贅沢な間取りなので、土地面積の余裕も必要ですね。

さらに、一建設の間取りです。

引用: 一建設 リーブルガーデン

こちらは洗面室と洗濯機置場兼脱衣室が分離されていて、さらにランドリースペースが確保されています。
このような間取りであれば、ランドリースペースに衣類乾燥機を設置することができるかもしれません。
そのうえで、バルコニーもしっかり二箇所設けられていますね。
それでも、部屋数や収納もしっかり確保されていているのが驚きですが、流石に約32坪ぐらいの床面積と2012年当時の建売の主流より一回り大型化している印象です。

こんなことを考えながら書いた記事がこちらです。

(イエマガ連載) 間取りと家電とレイアウト
衣類乾燥機がもたらした新しい間取りの基本 vol. 26

この傾向を「乾太くん」が後押ししているのだと思い込んでいましたが、「FUWATO」という別の選択肢も登場していることを知って触れています。

ガス式だけじゃない電気式乾燥機という選択肢

我が家にあった衣類乾燥機は、まさに電気式でした。
電気代が高い上に、乾燥にかなり時間がかかることでほとんど使わなかった経験から、パワーのあるガス式衣類乾燥機の「乾太くん」が評価されていることは、なんとなく納得感があります。

しかし、最新の電気式乾燥機である「FUWATO」という商品は、このような従来の電気式衣類乾燥機のイメージを覆す改良がされているようです。

とはいえ、ガス式の乾太くんの性能を全て上回るというわけでもなく、双方の特徴を比較できるよう調べて書いた記事がこちらです。

(イエマガ連載) 間取りと家電とレイアウト
ガス式「乾太くん」と電気式「FUWATO」〜衣類乾燥機のある暮らし vol. 27

実は、この記事を書いた後に、パナソニックから新しい電気式衣類乾燥機「Solaire」という製品が発表されて話題となっているようです。詳細はきちんと調べられていませんので、触れられませんが、このようにメーカーが続々参入してくることからもランドリールームで乾燥機を利用するライフスタイルは、ますますあたりまえになってくるということなのでしょうね。

屋外排気式電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」を発売 | 新製品・サービス | 製品・サービス | プレスリリース
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、乾燥時に発生する高温多湿の空気をダクトで屋外へ排出する屋外排気式を採用した電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」を、2026年11月上旬に発売します。

洗濯機の上に衣類乾燥機を設置する場合のポイント

続いて、衣類乾燥機の設置方法について取り上げました。

まずは、縦置きと言われる洗濯機の上に衣類乾燥機を設置する方法を調べました。

(イエマガ連載) 間取りと家電とレイアウト
衣類乾燥機の設置場所 縦置き編 vol. 28

洗濯機上のスペースさえ確保できればよく、必ずしも広いランドリールームが必要ではないため、検討する方が多い設置方法だと思います。

しかし、調べてみると乾太くんの機種選びや、縦型・ドラム式等の洗濯機の使い勝手との関係、FUWATO設置時の注意点など、色々と考慮しておくべきことがあることがわかりました。

これからご検討される方は、是非ご一読ください。

横置き設置の工夫のヒント

最後に取り上げたのが横置き設置方法です。

広いランドリールームを設置する場合に採用される可能性が高い横置き設置ですが、自由度が高い分工夫の選択肢も広がります。

(イエマガ連載) 間取りと家電とレイアウト
衣類乾燥機の設置場所 横置き編 vol. 29

最初、横置きにした上を大きな作業用のカウンターを設置する方法が最も定番だと思っていたのですが、作業動線を考えて、あえて腰高設置にする興味深い方法があることもわかりました。

このような新しい利用方法をイメージして考えるのは悩みも多いと思いますが、楽しくワクワクできる時間ですね。

衣類乾燥機編はこれで以上です。

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