工務店の命運は生成AIに見つけてもらえるかどうかにかかっているのかも

    ローコストハウスメーカー

    2012年に注文住宅を建てた我が家は、Googleの情報収集に頼ったということを書きましたが、間取りの画像検索だけでなく、ハウスメーカーや工務店の口コミや価格情報の収集にもかなり活用しました。

    しかし、最近では生成AI系のツールを利用して情報収集をされる方も多いと思います。
    私も、最近はGoogleで自分で色々検索ワードを入れて試すよりも生成AIを使うほうが早いので活用しているのですが、当時の気持ちになってハウスメーカーや工務店の情報を探してみました。

    Preplexityを使ってみる

    まずは、私が結構気に入っている検索特化型のAIサービスPreplexityです。
    今どき、ありえないことはわかっているのですが、当時の気分で「1000万円前半で約30坪の注文住宅を建てられるハウスメーカーまたは工務店の情報を探してください。」と、入れてみた結果がこちら。

    工務店も含めて依頼したつもりですが、普通に誰でも知っているローコスト系ハウスメーカーがまず出てきました。
    一応1000万円前半という条件にはぎりぎり引っかかっているものの、基本工事費のみなので、ここから500〜1000万円ぐらいは軽く上乗せになりますよね。

    下記の説明を見ると、いかにも1000万円前半でも建てられそうな雰囲気がありますが、これらのハウスメーカーでは付帯工事費も含めると期待を裏切られると思います。

    当時でも1000万円前半とまでは言わなくても、1500万円前後を目指しながら、実際はほとんど選択肢がなかったので、次のような期待をもたせる説明を見せられると、今だとより家づくりが迷走していただろうと感じました。

    湘南に地域を絞ってみる

    もうちょっと、現実的な選択肢を見てみたいので、「地域限定でも良いので地元工務店の選択肢を調べてください。 まず神奈川の湘南地区にフォーカスして調査をお願いします。」と続けて依頼してみた結果がこちら。

    この会社は、ホームページを見る限り、新築の注文住宅というよりリフォーム中心の会社のようです。口コミが多く評判は良さそうに見えますが、ちょっとズレた回答でした。

    この2つは、名前は見たことがある老舗の会社だと思うのですが、当時我が家の予算で相手をしてくれるイメージが全くなかったので、意外な検索結果です。
    最近も近所で建てている家を見かけたのですが、実は低価格で建てられたりするのだろうか。

    この2社は、初めて知る会社です。Googleで検索しても見つけられなかったので、やはり生成AIでこそ出会えるってこともあるのかなとよく見てみたら、この2社もリフォーム中心のようです。うーん。どこから新築の注文住宅を手掛けているという情報を拾ってきたんだろう。

    あまり役にたたない情報なので、2000万円以内に条件を緩和して、あらためて調べてみた結果がこちら。

    詳しくはないですが、田辺工務店は見たことがある気がします。30坪で1950万円からだとギリギリですね。

    さらに、こんな検索結果も。

    加賀妻工務店は、会社の前をよく通りがかりますし、松尾建設も当時も少し調べた気がします。

    その他の選択肢として、我が家もスーモカウンターに紹介してもらって訪ねたネストが出てきました。

    しかし、ここまで調べても、我が家が建てたアコルデも、関連会社のトゥルーライフも出てきてくれません。

    トゥルーライフはWebで価格を掲示しているのですが、30坪でちょうど2,000万円だからですかね。

    TRUE LIFE (トゥルーライフ) 株式会社ホームページ

    この金額でコミコミなので、検索結果で出てきた会社で建てるよりも総額は安くなるはずなのですが、このあたりまでは、推測できないのだと思います。

    念の為、2000万円前半でも調べてみたのですが…

    結局、ほとんど変わらない検索結果の回答でした。

    Claudeでも調べてみると

    次に検索特化のAIではないのですが、私のお気に入りの生成AIのClaudeでも調べてみた結果がこちら。

    同じようなローコストメーカーがピックアップされていますが、perplexityとは、また違います。
    とはいえ、やはり当時我が家が目を付けた会社がほとんどです。

    さらに、湘南の地元工務店で調べてみた結果がこちら。

    一見、よさそうな選択肢が出てきたと思ったのですが、いずれも名前で検索しても出てきません。
    ひょっとしたら昔あった会社なのかもしれませんが、謎の情報です。
    やはり、1000万円前半という条件に無理がありすぎるのかも。

    続いて、2000万以内までにしてみると…

    これらも、実際の会社を付けられません。微妙に似ている社名の会社もあるんですけどね。

    このように生成AIの検索結果も、まだまだ実用性には疑問がありますが、Preplexityでの検索結果を見ていると、AIにいかに見つけてもらって勧めてもらえるかどうかが、これからはかなり重要になってくるのではと感じました。

    検索エンジンにおけるSEO対策とはまた違った対策が必要になってくるんでしょうね。
    アコルデやトゥルーライフが、もっと上がってくるように応援したいのですが、どうしたらいいんだろう。

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